35歳になって変わったインテリアとの付き合い方

アトリエヒュッゲ

ブログへの訪問ありがとうございます。atelier hygge(アトリエヒュッゲ)のインテリアコーディネーター 長田沙矢香です。

秋といえば、わたしがインテリアコーディネーターになった季節です。

二十歳からインテリアショップに勤めて、インテリアコーディネーターの資格を取って。

ハウスメーカーのインテリアコーディネーターになったのが、秋。

かれこれ9年前です。

もちろんインテリア好きな経歴はもっと長いです。

インテリアショップに努めていた時、ふと仲間同士と、「自分が買うならどのソファがいい?」という話題になった時、自分がどんなテイストが好きか、まるで分かりませんでした。

お客様にはオススメできるのに、自分自身が分からないというのはショックが大きく、今でも覚えています。(その時は苦し紛れに、一番売れ筋だったモダンなホワイトレザーのソファを伝えたような気がします)

それからは、自分がかわいいと思うもの、手にすると気分が上がるもの、もし家族ができたら買いたい家具など、色々模索して、結果北欧テイストに落ち着きました。

一人暮らしをしたり結婚したりする中で、本や雑誌からインテリアのヒントを得たり、あるいはお客様とお話する中で、はっとする気付きがあったり。

SNSでとてもきれいに整理収納をしている方のやり方を真似てみたり、でも自分には合わなかったり。

毎日インテリアのこと、暮らし方のことを考えていました(笑)

だからなのか、最近、20代の頃と比べて、インテリアの好みが変わったな〜、と思います。

ベースは北欧テイストから変わりません。温かみのある木の色×ホワイトの組み合わせが好き。

20代の時は、マリメッコが好きで(今も好きだけど)、カラフルなインテリアが好きでした。

最近は少し落ち着いて、「ビンテージ感」や、よりラフな「プリミティブ」(素朴な、とか、原始的な、という意味」をミックスしたい気分です。

色味を入れるのは相変わらず好きなので、小さな面積で、季節で変えたりしたいかな。

インテリアショップ greeniche ホームページより

ひとつ、ビンテージ家具があると、インテリアに“時間の奥行き”が出ます。

北欧の人々は、「古いもの」に価値を見出します。それだけしっかりした作りで、大切に受け継がれてきた家具なのでしょう。

背景には色々なストーリーがあるはず。

昔はそんなに興味がなかった北欧ビンテージ家具。時を超えて、国を越えてやってくるその出会いは一期一会。もし我が家にお迎えしたなら、どんなに素敵だろう。

反対に、好みじゃなくなったのが、カーテンw

一人暮らしの時から使っている、フィン・レイソンのもの。(マリメッコより、手頃だったのよね。。)

もう少し大人な、ナチュラルなものに変えたい!と模索中。部屋全体の落ち着きが欲しくなってきたのが、35歳の変化なのかな、と思っています。

あと、ラグも。サイズが小さいから、大きなものが欲しい。色がライトグリーンだけど、グレーや落ち着いた感じにしたいです。

かと言って、手軽に買い換えれるものではなく、本当に気に入ったものを納得するまで探したい。

特にラグは、アクリルやナイロンのものだと遊び毛が出るので、(掃除の大変さを経験済み)ウールなど、少し高くても天然繊維のものにしたい。

そして整理収納も。極力「持たない」に考え方が変わってきています。20代の頃は、なぜあんなに洋服が欲しかったんだろうwと不思議なくらいです。

棚の上には、香水の空箱まで飾りたかったり、とにかく、たくさん持っていることに嬉しさを感じていたのかなあ。

今では一つ買ったら一つ捨てたり、買い換える時は長く使えるものを吟味しています。

だんだん変化する、暮らしの考え方に、柔軟に対応していると、だんだんとお部屋の“ノイズ”が減ってきています。

物が少ないのではなくて、好きなものが、きちんと使われる状態で、どこに何があるか把握できるのが大切だと思っています。

みなさんも、そんな考え方の変化も柔軟に受け入れて、インテリアを楽しんでみませんか?

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