インテリアにおけるノイズとは?
ブログへの訪問ありがとうございます。岡山・倉敷のインテリアコーディネーター アトリエヒュッゲです。
ノイズとは、不要な情報を指したり、音楽でいうと雑音の事を言います。
インテリアでも、ノイズが混ざっていると、空間がすっきりと居心地良くなるとは思えないですよね?
では、どんな事がノイズなのか。
わたしが考える、インテリアのノイズは、この3つです。
①整理整頓されていないモノたち
②テーマカラー3色に関連付けられない色
③揃っていないライン
①整理整頓されていないモノたち
整理整頓は『基本のキ』として、空間は清潔でないといけません。
必要以上のモノたちで溢れていると、当然部屋はごちゃごちゃしてきますよね。
また、モノの場所が定まっていないと、探し物をするという余分な時間を要し、ストレスも溜まります。
まずは、身の回りを点検し、その人、その家庭に合った「これだけあれば大丈夫」というモノの数を決めることが大切です。
②テーマカラー3色とは?
インテリアでは、ベストな配色バランスを
ベースカラー70% アソートカラー25% アクセントカラー 5%
としています。
例えば、こんなお部屋があるとします。
ベースカラーは床の色のブラウン。アソートカラーは1部分だけ色を変えたクロスのグレー、アクセントカラーはクッションカバーのネイビー。
※この場合、メインの壁や天井は白としますが、モノトーンなので配色数には入れません。
※植物のグリーンも、自然のものなので、配色には入れません。
モダンでシンプルなコーディネートの中に、いきなりポップな赤い花瓶があったら?
アクセントカラーのネイビーと相対的な色なので、空間に対してはノイズになります。
花瓶はクリアで、生けてある花が赤であれば、自然のものなのでそれはノイズにはなりません。
クッションのネイビーに関連付けて、ブルーグレーのアートが飾られているのも、ノイズではありません。
色の数やバランスは、インテリアの演出に効果的ですが、ノイズにもなりかねないので、注意が必要です。
色も「断捨離」をして、視覚的に快適に過ごしたいですね♪
③揃っていないライン
なかなか伝わり辛いかもしれないですが。。例えば、キッチンはブラックで長方形。
ソファも直線的なデザインで、脚もステンレス。
モダンな空間なのに、角が丸くてぼってりしたデザインのダイニングテーブルがあったら、どうですか?
せっかくラインを直接で統一したのに、テーブルのラインが不規則な丸みが入ると、どうしてもノイズになってしまいます。
ダイニングチェアのデザインもそうです。
1脚あたりは小さいモノだけど、4脚以上揃うと予想以上に空間のイメージに影響を与えます。
また、置いてある家具の奥行きや高さがそれぞれ違っていても、ノイズになります。
TVボードの隣のカラーボックスなど、要注意です。
カラーボックスなど、収納するモノが丸見えだと、また新たなラインや色が見えてさらにノイズになります。
できれば、隣同士に置く場合はTVボードとお揃いのサイドボードが理想ですが、やむを得ずの場合はファイルボックスを活用し情報を減らす工夫が必要です。
できたら、よく視界に入るところは少々高くても扉がついた収納にしたり、造作するなどして、ラインを揃えたいものです!
いかがでしたか?
普段、なかなか意識することがなくても、知らず知らずのうちに不快な「ノイズ」になっているものがあると思います。
一度、点検してみませんか?