空間と心理学

ブログへの訪問ありがとうございます。atelier hygge(アトリエヒュッゲ)のインテリアコーディネーター 長田沙矢香です。

先日、「空間デザイン心理士」の高原美由紀先生のセミナーを受けに、大阪まで行ってきました。

高原先生の講義は、会社員時代に受講したことがありました。

高原先生の手掛けたマンションモデルルームも行きました。

その時は、ぱっと部屋に入った時、無意識に人の目線がいく場所だったり、その視線が行く順番をコントロールして、より広い空間に見せたり。マンションにどうしても出てくる梁や柱を生かしたり、目立たなくするコーディネート術を学びました。

また、小物のディスプレイ。モデルルームに飾ってある置物やテーブルセッティングも、きちんと意図を持たせる事の大切さも教わりました。知れば知るほど、インテリアって奥深いです!

さて、この日のセミナーは、インテリアが心理に及ぼす影響や、お客様も意識していなかった、「深層ニーズ」についてがテーマです。

たとえば。家族が「ただいま」と帰って来た時に、きちんと家族の顔を見て「おかえり。」と言ってあげていますか?そもそも間取り自体が、「おかえり」が届く形になっていない事もありますよね。そして、普段の会話も、相手の背中を見て、今日あった出来事や、確認事項を話す。それも、本当に聞いてくれているのか。自分の肯定感をきちんと感じる事が出来なければ、どうしても家族との間に溝ができてしまいます。

例えば、キッチンに立っていて、「おかえり」と顔を合わす事なく部屋に入れる間取りであったり、キッチンからソファの背面が見える家具の置き方だったりがそうです。

もしも建売住宅で間取りが決まっていたとして、ぱっと見れば、家族のコミュニケーションがどうなって行くか、分かってしまうんです。

たかが、「ただいま」「おかえり」だけど、毎日の積み重ね。決して軽くは見れないと思います。

そして、「深層ニーズ」について。

びっくりだったのは、「家族が片付けてくれないから、リビングに収納が欲しい」という奥様のご要望について。わたしなら、「どんな物を仕舞いますか?」「どこに設けましょうか?」からヒアリングしそうですが、それが本当に奥様の希望をかなえてくれるのか?深層を探っていくと、本当のニーズは、「一人でゆっくりできるスペースが欲しい」という事だったんです。収納も計画しつつ、窓辺で本をゆっくり読めるように、パーテーションと一人掛けのチェアを置く。奥様自身も気づかなかったニーズなんですね。

それって、忙しい暮らしの中で、なかなか自分ともミーティングができていなかったんだと思うし、だから目に見える部分(家族が片付けてくれなくて散らかってしまう)が原因だと、思ってしまっていたんですよね。

私も、インテリアコーディネーターとして、ただ空間をデコレートするのではなく、お客様に幸せになって頂きたい、というのが信念の根本にあります。

そのために、いろんな情報をインプットしますが、それをお客様にアウトプットして差し上げたい。

今回の大阪でのセミナーで、とても強く思いました^^

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