ブログへの訪問ありがとうございます。 atelier hygge(アトリエヒュッゲ)のインテリアコーディネーター長田沙矢香です。
先日、鳥取県立博物館で開催されていた、「ザ・フィンランドデザイン展」へ、足を運んできました。
私は鳥取県出身。といっても、西部の方です。東部である鳥取市へは、お仕事でよく行っていました。米子からだと車で1.5時間くらいかな。岡山からは、車で行きましたが、片道やく3時間。なかなか時間かかりますね^^;
余談ですが、鳥取市の雰囲気って好きなんですよね。民藝館や、仁風閣。米子とはまた一味違う感じ。もっといろいろと散策したくなります。
さてさて。フィンランドといえば。パッと思いつくのは、マリメッコ、ムーミン、イッタラ。どれもカラフルで独特のデザインだけれど、日本に馴染みがあり、北欧デザインの思い浮かべるイメージの一つですよね。
デンマークは木の温かみのある家具で落ち着いたイメージだけど、フィンランドってなんだかカラフル。一括りに「北欧デザイン」と言っても、国によってちょっとずつテイストが違うのですね。
会場には、10代、20代の若い世代から、70代くらいの方まで、とても幅広い年齢層の方がいらしていました。ほとんどが女性でした。これだけ幅広い年齢層の方が興味を持つって、歴史がありつつも、革新的なデザインで、今見ても素敵だな、と思える。フィンランドデザインの魅力について、もっと知りたい!!と思いました。
展示しているのは、インテリアはもちろん、ポスターなどのグラフィックデザインから、カラフルモチーフのテキスタイルデザイン。ファッションデザイン、食器やおもちゃなどのプロダクトデザイン。すべてに共通するのが、フィンランドの豊かな自然から発送を得たモチーフ。深い森や、海に浮かぶ島々、青空、植物、動物。ナチュラルなんだけど、秘めている自然のパワーが伝わってくる。
とくに、アアルトの有名な花器「サヴォイ」や「パイミオアームチェア」は、島の形からそ発想を得たのだと初めて知りました。シンプルだけれど有機的なフォルムはこうして誕生したんだと。
私たち日本人と似た感覚を持っているので、自然と受け入れられてしまうんですね。例えば、山の温泉に浸かったり、神社の周りを散策したり。フィンランドだと、湖のほとりで楽しむサウナや、森林浴、キノコ狩り。展示を観賞しながら、遠い北欧の国に思いを馳せました。
長く厳しい冬の間は、室内でじっと耐える。自然とインテリアを充実させることに関心が向く事に納得できます。窓辺をカラフルなテキスタイルで彩ったり、室内を照らす明かりは温かい色みになり、心をほぐしてくれる。これらこそ、問題を解決する、意味のあるデザイン。やはり、北欧デザインには、見習うところがまだまだある!と感じた展示会でした。
長くなるので、続きはまた書きます!