暮らしにフィットするソファの選び方5選

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。岡山・倉敷のインテリアコーディネーターatelier hygge(アトリエヒュッゲ)です。

突然ですが、あなたの部屋にはソファはありますか?

私の実家は、畳の部屋ばかりだったため、幼少期にソファがある暮らしは体験してきませんでした。

ですが、現代はどうでしょう。

今の子どもたちの住むお家には、大抵はソファがあります。

むしろ、畳のある和室がないお家が増えています。(我が家もそうです。)

ソファを置かない、という選択肢は、少なくなっていると感じます。

ではなぜそこまでソファが求められているのか?どのように選べば良いのか、解説していきます。

◎ソファが必需品になった背景

ソファは、畳まではいかないけれど、家族が自然と集まり、だんらんしたり、寝そべったり、テレビを見たり、本やスマホを見たりと多目的な家具になっています。

もしソファがなければ、和室もない部屋だとどこでくつろぐのか?ラグなどを敷いてゴロゴロしたり、ヨギボーなどのビーズクッションになるかもしれませんね。

それも良いですが、床にラグだと体が痛くなるし、歳をとると床に座るのがしんどくなりますよね。

ヨギボーは、使える人数が限られるので家族で取り合いになるし、常にダラダラしてしまいそう。見た目も形が定まっていなくて、やる気を奪われそうな感じがわたしはしてしまいます。

インテリア的にはやはり、デザインが美しく、空間にマッチしたソファを選びたいですね。

1:素材で選ぶ

まずは、好みが極端に分かれるのが、布貼りなのか革貼りなのかという素材です。もし革のソファがいいな、と思ったとして、そもそもラインナップとしてレザーの用意がないソファもあるし、逆にレザーに力を入れているメーカーならより多くの種類の中から選べるからです。

詳しくはこちらの記事で書いたので参考になれば嬉しいです!

2:家族のリビングでの過ごしかたで選ぶ

あなたは何人家族ですか?

また、いつもソファに座っているのは何人でしょうか?

4人家族として、4人掛けのソファって、あまりありません。(表記としは3人掛け、つまり3SシーターがMAXです。これには搬入の問題などもあるので、大きいソファは分割で2S+2Sなどになります)

子どもが小さい時は4人みんなで座れたとして、思春期を過ぎたらどうでしょう?ぎゅうぎゅうにくっついて座ってはくれませんよね。

また、誰かがごろんと寝転んでしまうと、他の人が座れない。

そう考えると、はじめからリビングの大きさに対して最大サイズのソファを置くのはナンセンスです。

・お父さんと子どもが座って、お母さんはダイニングチェア

・お母さんとお父さんが座って、子どもはキッズチェア

・お母さんが座って、子どもとお父さんはカーペットにこたつを出してそこに座る

など、ソファ以外にもさまざまな居場所があります。

ソファは少しコンパクトにして2つ置くとか、3Sソファとラウンジチェアを置くとか、

家族のリビングでの居場所を考えて選ぶことも大切です。

3:形で選ぶ

ソファの形は最近とても多様化しています。従来はこちらのような、オーソドックスなタイプ。

きちんと感があり、どんな間取りでも置きやすいです。足を前に伸ばしたい場合は、こちらと合わせてオットマンを使うとよりリラックス感が増します。

続いてカウチソファ。

我が家もこのカウチタイプを使っています。来客はあまりないので、とにかくごろーんとリラックスできる(ダラダラできるとも言う)を選びました。

コーナー部分は広く使えるので、子どもが寝返りをうたない時期はよく寝ころばせていました。

デメリットはやはり、向きが固定されてしまうこと。

模様替えには柔軟な対応ができないものが多いです。引越しが多い方は要注意です。向きが変えられるタイプもあるので、そちらを検討しましょう。

続いては変わった形。アイランドソファとも言います。

背もたれが自由に動かせるので、奥行きを調整することもできるし、背もたれをよけてベッドとして使うこともできます。

最近人気があり、リーン・ロゼが有名ですが、カリモクやアクタスからも出ています。

また、グリニッチのこちらのソファ。背もたれが一部ないので、反対からも座ることができます。

パパが寝そべっていて、この背もたれのところから小さな子どもが話かけている光景が目に浮かびます。

片ひじがないので、回り込まなくても座れます。コミュニケーションが取りやすい形とも言えます。

4:デザインで選ぶ

デザインと形は似ていますが、ここではさらに細かいディティールを紹介します。

まずは、脚の高さ。しっかり高さがあるものと、あまり脚が見えないタイプとでは、形の重心がさがるので、空間のイメージも変わってきます。広く軽やかに見せたいなら脚が高いもの、どっしり安定感のある雰囲気なら脚が低いものを選ぶと良いです。

そして、アームの有り無しとデザイン。最近では、片肘のタイプも多く出ていますし、両側にアームがなく、すっきり見えるタイプも。

意外とアームがなくてもクッションで代用ができるので、不便さは少ないです。

日本フクラのカストール

ロングセラーです。

マスターウォールのデニッシュソファは

ロータイプ好きな方に大人気。

また、フレームに木を使っているか、スチールを使っているかも見た目の印象がかなり変わります。

木が使われているソファはなんといっても温かみがありますし、背面も美しいデザインのものが多いです。

こちらは柏木工のシビルソファ。ウォールナットとオークの2トーンの木部が美しいです。

お部屋のインテリアテイストに合わせて選ぶと、ぐっと垢抜けますよ!

5:お手入れで選ぶ

最後にお手入れ。これは日常のことなので、見た目が良ければ全てよし!という訳にはいきません。

1の、素材での選び方にも似ていますが、ここでいうお手入れは、ホコリやゴミが溜まらないか、溜まっても掃除がしやすいのか、によります。

まず、本体と座面クッションが分かれているタイプ。我が家のソファもそうですが、このクッションの隙間に細かいおもちゃやゴミが落ちがち・・・。

また、犬の抜け毛も溜まりがり。こまめなお手入れが必要です。

それが嫌だな、面倒だな、という方は、本体と座面が一体になったものを選ぶと良いです。

店頭でいろいろと座り比べると、形や色に目が行きがちなので、このようなお手入れでの面は盲点なのです。

最終的には座り心地などが決めてとなると思いますが、知っているのと知らないのとでは、使い始めてからの満足度が違います。

どのソファにも、使う人、家族にとってそれぞれのメリット、デメリットがあります。

空間で大きな面積を占めるソファだからこそ、いろいろと試して、たくさんの選択肢の中からなっとくのいくソファを見つけてもらえたら、と思います。

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