ブログへのご訪問、ありがとうございます。atelier hygge(アトリエヒュッゲ)のインテリアコーディネーター、長田沙矢香です。
北欧インテリアって、誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?私自身もそうです。なぜなら、社会人になって初めてインテリアショップに就職をした時は、北欧ブームの真っ只中だったからです。
よく言われる「北欧」というのは、デンマーク、スウェーデン、フィンランドとノルウェー、アイスランドを指します。
特にデンマーク、スウェーデン、フィンランドは世界幸福度ランキングに毎年上位に入っていて、インテリアでいう北欧はこの3カ国のスタイルのことです。
先日の香取美智子さんのセミナーでは、日本と共通する文化や国民性が、北欧インテリアが日本で人気の理由だとおっしゃっていました。そして、実はお家の広さも、日本と似ていて、決して広くはないそうです。
そんな中、北欧の人たちはデザインを工夫して、いかにストレスなく、お部屋をヒュッゲに整えるか。すぐにでも取り入れられそうな工夫をご紹介します。
①壁、天井、大きな家具は、ホワイトグラデーション。
北欧は冬は長く、曇天が多いので、お部屋の中もどんより。そんな中でも、光を拡散させて広くみせたいので、部屋で占める面積が大きいものはホワイトに近い色を重ねます。岡山は晴れの国ですが、お部屋によっては、もっと明るくしたい、広くすっきり見せたいですよね。年数が経ってくすんだ壁紙は暗く感じさせてしまいます。壁紙の上から塗るペイントや貼って剥がせる壁紙、または思い切って貼り替えてしまうのも一つ。印象がだいぶ変わります。
ちなみに我が家もホワイトグラデーション。南側が山であまり日当たりに期待できなかったので。
②カーテンは基本天井から吊るす。そして空間の区切りや目隠しに大活躍。
最近のお家のドアは、天井を高く見せる為に、「ハイドア」が多いですね。普通の高さは2m前後ですが、ハイドアは天井高と同じ2m40cm前後です。この効果はカーテンでも使えます。窓が天井までなくても、カーテンレールは天井につけるのです。そうすると、ラインが揃って部屋が広く見え、天井も高く感じます。
そして、カーテンはゆるやかに空間を仕切る事ができ、洗うのも簡単。窓まわりだけではなく、例えばウォークインクローゼットの入り口や、玄関とシューズインクローゼットの間など。すっきりロールスクリーン もいいけど、ふわっと仕切ってあげると、雰囲気がまろやかになります。ちなみにカーテンの色も、広く見せたいならホワイトグラデーションを意識しましょう。
③まったりできる、ひとりがけの椅子を置いてみる。
あなたのお家には、パパやママの個室はありますか?スペース的に、すぐすぐ作る事は難しいですよね。そんな時は、思い切って一人がけの座面が低めの椅子を置いてみましょう。特に男性は女性よりパーソナルスペースが広いのです。つまり、人との間に取りたい距離が長い。同じ空間でも大きめのソファに家族みんなで座るより、離れたところの一人がけの椅子を置いた方がリラックスできる。「それも場所を取るんじゃない?」と思われますが、ダイニングチェアのひとまわり大きいぐらいのサイズもありますし、圧迫感のないデザインを選ぶのも大事です。まずはIKEAなど手頃なもので試してみるのもおすすめです。
いかがでしたか?意外に難しくないかと思います。白いものを選んで、一人がけの椅子を置いてみる。ぜひ取り入れてみてください^^