はじめに:民泊運営、こんなお悩みはありませんか?
「いつか自分の宿を持ちたい」「空き家を活かして、誰かに喜ばれる場所を作りたい」。 そんな温かな想いでスタートした民泊づくり。けれど、いざ形にしようとすると、こんな壁にぶつかることはないでしょうか。
- 「とりあえず」で家具を揃えてみたものの、どこかチグハグで落ち着かない。
- 予約サイトの写真が、近隣の競合物件の中に埋もれてしまっている気がする。
- 清潔感はあるけれど、ゲストの心に深く残るような「この宿ならでは」の個性が足りない。
- インテリアをこだわりたいけれど、限られた予算をどこに投じれば収益に繋がるのか確信が持てない。
SNSで見かける「映える」空間を真似するだけでは、本当の意味でゲストに愛され、長く続く宿を作るのは難しいものです。
最近は岡山の他に香川や赤穂、地元鳥取(米子など西部)のインテリア相談を受ける機会も多いです。
相談を受けて思うのは、瀬戸内の穏やかな島と海の風景、山陰の大山から弓ヶ浜にかけての美しい自然。
私たちが暮らすこの地域には、それぞれの場所が持つ特有の色彩や、守るべき空気感がありますし、
「訪れたい」と思うきっかけも、その雰囲気だったりします。
1.多様なニーズと「宿のあり方」の選択
1-1カジュアルな民泊と、土地に馴染む上質な宿の違い
最近は、場所を選ばない韓国インテリアや、特定の趣味に特化したカジュアルな民泊も増えています。
それも一つの正解ですし、若い世代や短期滞在にはとても人気があります。
例えば、壁すべてにブルーなどの色が入っていて、非日常感が味わえる部屋や、
エレガントな装飾を施した部屋。
これも、好きな人には一瞬で刺さる強みを持っています。
ですが、私がご提案したいのは、その土地の光や空気感にまで浸れるような、一歩深い滞在体験。
目を覚ました時に『ああ、今自分は瀬戸内に(あるいは大山の麓に)いるんだな』と、五感で思い出せるようなしつらえです。
やはり、シンプルながらも上質な空間は、長く滞在しても飽きないという良さがあるので、
長く泊まってもらえます。
1-2「どんなゲストに、どんな時間を過ごしてほしいか」という軸
インテリアの正解は、オーナー様が描く「ゲストの過ごし方」の中にあります。
。「アクティブに観光した後に、静かに読書をしてほしい」のか、
「地元の食材を買い込んで、家族で食卓を囲んでほしい」のか。
この軸がぶれなければ、選ぶべき椅子一脚、照明ひとつに迷いがなくなります。インテリアは単なる飾りではなく、オーナー様のおもてなしを形にするための「計算されたな背景」なのです。
2.ゲストの予約のスクロールを止める「戦略的しつらえ」
2-1一瞬で心を掴む、民泊の場合の「フォーカルポイント」の作り方
通常の住宅やサロンの設計では、まず「入り口に入った瞬間の景色」を最優先に考えます。
ですが、民泊において最も重要な「入り口」は、実は建物の玄関ではなく、予約サイトの検索結果画面です。
限られた間取り、時にはワンルームのような制約のある空間でも、写真に切り取った際に「ここに泊まりたい」と思わせる一角を意図的に作ることが、民泊におけるフォーカルポイントの正解です
写真のフレームを意識した設計: 部屋全体を平均的に整えるのではなく、ベッドヘッドの壁面や、窓際のパーソナルチェアなど、写真の主役(アイキャッチ)となる場所を一点集中で作り込みます。
「生活の断片」を美しく切り取る: 間取り上、ドラマチックな空間構成が難しい場合でも、上質な照明の光が落ちるテーブル、その土地らしいアートが飾られたコーナーなど、ゲストが「ここで過ごす自分」を容易に想像できる背景を用意します。
間取りの制約を逆手に取り、カメラのレンズ越しに最も美しく見える「一角」をプロの視点で作り上げる。それが、競合に埋もれない、選ばれる宿への近道です。
2-2岡山・香川・山陰。それぞれの地域が持つポテンシャルを室内に取り込むデザイン
旅行先を選ぶとき、私たちはその土地に流れる空気を求めて旅に出ます。
瀬戸内の島々に降り注ぐキラキラとした光、海とのコントラスト。
大山の雄大さや広く抜ける空、日本海の水平線。
そうした外の風景と、室内のしつらえが「どことなくつながっている」こと。それが、ゲストの満足度を一段引き上げる鍵となります。
2-3駅前の利便性の中に、旅のはじまりをデザインする
五感をスイッチさせる、素材と光の演出
アスファルトのグレーから、瀬戸内の砂浜を思わせる柔らかなベージュへ。
都会のパキッとした照明から、木漏れ日のような穏やかな灯りへ。
視覚や触覚を通じて、ゲストの心を「日常」から「旅」へと緩やかに切り替える仕掛けを施します。
「ここから旅が始まる」という予感
室内で目にするアートや、ふと手に取る地元の作家さんの器。それらが、翌朝に向かう海や山への伏線となり、滞在そのものが一つの物語のように繋がっていく。 利便性の良さと、自然への憧憬。その両方を満たすしつらえこそが、現代の旅人が求めている贅沢なのかもしれません。

4.理想を「確信」に変える、プロのプレゼンテーション
4-1図面では見えない「空気感」を可視化するパースの力
図面だけでは、実際の広さや光の入り方はなかなかイメージしにくいものです。
そこで私は、3Dパースを用いて「朝の光」「夜、照明を灯した雰囲気」を徹底的にシミュレーションします。
「完成してみたら思っていたのと違った」という後悔をなくし、オーナー様が自信を持ってオープンを迎えられるよう、理想の空間を事前に「体験」していただくプロセスを大切にしています。
3-2マテリアルに込めた、「おしゃれ」で終わらせない仕掛け
私のプレゼンテーションでは、単に家具を並べるだけでなく、そのセレクトに至った「理由」を丁寧にお伝えします。
「なぜこのカーテンの透け感が必要なのか」「なぜこの位置にペンダントライトを落とすのか」。15年の現場経験で培った理論と感覚を、生地サンプルや配光計画に落とし込んでご提案します。


4.「投資」としてのインテリアコーディネート
4-1収益性と満足度を両立させる、賢い予算配分
全ての家具を高級品にする必要はありません。
ゲストの目、肌に触れやすく、
満足度に直結する
・マットレス
・照明
・ベッドリネンには予算をかけ、それ以外はコストを抑える。
この「強弱」をつけることで、限られた予算内で最大級の効果を生み出します。
プロに依頼することは、単なる出費ではなく、
長期的な収益を生むための「賢い投資」になると考えています。
なぜなら、民泊で言うサイトに載せるインテリア写真は、
「24時間稼働してくれる営業マン。」
優秀な営業マンほど、単価アップ、延泊という付加価値を提供してくれます。
4-2メンテナンス性と美しさを備えた「上質な家具」選び
民泊は不特定多数の方が利用するため、耐久性と清掃のしやすさは不可欠です。
しかし、機能一辺倒では宿の品格が損なわれてしまいます。
私は、プロとして「汚れにくく、メンテしやすい。できれば、使い込むほどに味わいが出る」ような上質な家具を提案します。
本物の質感が漂う部屋では、ゲストも自然と丁寧な所作になり、結果としてお部屋が綺麗に保たれるという相乗効果も生まれます。
5.おわりに:オーナー様と歩む、宿づくりの旅
5-1理想の風景を、まずは「一枚の絵」から可視化する
「こんな宿にしたい」というオーナー様の頭の中にある断片的な想い。
それを、15年の経験を添えて、まずは一枚のパース(完成予想図)に
描き出すことから私たちの旅は始まります。
言葉だけでは伝わりきらない「光の移ろい」や「素材の重なり」を可視化することで、不安は「確信」へと変わり、プロジェクトは一気に熱を帯びて動き出します。
その一枚の絵を起点に、オーナー様との対話を繰り返しながら、細部の調整を丁寧に重ねていきます。
使う素材のひとつ、家具の質感、照明の角度……。
少し面倒と思うかもしれませんが、これが私のこだわりです。
5-2瀬戸内から山陰まで。その土地の物語を、一緒に紡ぎたい
私は岡山を拠点に、香川、福山、赤穂、そして地元である鳥取・米子周辺まで、大好きなこの地域の風景を大切にしながら活動しています。
駅前の利便性と、これから出会う自然へのワクワク感。
その両方を満たす「旅の序章」を、インテリアという形でお手伝いさせてください。
ただ家具を並べるのではなく、その先のゲストの笑顔と、オーナー様の事業の成功をデザインする。そんな唯一無二の滞在体験を、ご一緒に創り上げられる日を楽しみにしています。