リノベまでしなくても、自分らしいマンションに。インテリアコーディネート事例|ご提案編

岡山・倉敷を中心に活動するインテリアコーディネーター、アトリエヒュッゲの上代沙矢香です。

前回の記事では、大がかりなリノベーションをしなくても、自分たちらしいマンションインテリアを作りたいとご相談くださった、Kさまご家族をご紹介しました。

オンラインでのヒアリングを通して、ご家族が新しい住まいで大切にしたい時間や、理想とする暮らしを一つずつ紐解いていきました。

今回は、ヒアリングから見えてきたKさまご家族らしい暮らしを、内装や収納、照明、カーテン、家具のご提案へどのように落とし込んでいったのか、その考え方とともにご紹介します。

まずは、Kさまからお問い合わせを頂いた後、ヒアリングシートをお送りし、そのあと軽くオンラインでお打ち合わせをしました。

1.Kさまがマンションで叶えたかったこと

□ マンションにアクセントクロスを取り入れたい
□ 洗面台のチャイルドミラーをタイルに変えたい
□ キッチンにカップボードを設置したい
□ マンションの照明をダウンライトに変えたい
テレビを壁掛けにしてすっきり見せたい
マンションに合う家具・カーテンを新調したい

マンションインテリアチェックリスト

これらは、Kさまから伺った具体的なご希望です。
ただし、一つひとつを別々に選んでいくだけでは、住まい全体に統一感のあるインテリアにはなりません。

アクセントクロスタイル照明カップボード家具カーテン。それぞれの色や素材、形がつながって、初めて一つの空間としてまとまります。

そこで、具体的な商品を選ぶ前に、まずはKさまが理想とするインテリアと、マンションの空間がもともと持っている魅力を整理し、住まい全体のコンセプトを考えることから始めました。

2.理想のインテリアと、空間のポテンシャルを読み解く

具体的なアイテムを選ぶ前に、まず住まい全体の軸となるインテリアコンセプトを考えるようにしています。

アトリエヒュッゲでは、コンセプトを明確にすることは、そのお客様にとっての「ヒュッゲ=自分らしい心地よさ」とは何かを見つけることだと考えています。

Kさまが理想とされていたのは、家族でくつろげる温かさがありながら、生活感に寄りすぎない、モダンで洗練された空間

でもこれって、小さなお子さんがいると、けっこう実現が難しかったりしますよね。

そこがアトリエヒュッゲの腕の見せ所になります。

生活感に寄りすぎない、モダンで洗練された空間=凛とした本来の自分も忘れない、自分らしい心地よさ

をコンセプトを判断の軸にすることで、クロスやタイル、照明、家具を別々に選ぶのではなく、色・素材・光・形につながりを持たせながら、一つの空間として組み立てていくことができます。

Kさまが理想とするインテリア

  • モダンで洗練された雰囲気
  • 家族がほっとくつろげること
  • 自然と背筋が伸びるような凛とした心地よさ
  • 子どもがいても好きなインテリアを諦めないこと

マンションがもともと持っていた魅力

  • 窓から入る光
  • LDKの広さや形
  • 床・建具・キッチンの色
  • 天井高や梁の位置
  • 視線が最初に向かう壁
  • 家具を置いたときの動線

Kさまが理想とするインテリアと、マンションがもともと持っている魅力。

この二つを掛け合わせながら、Kさまご家族にとっての「ヒュッゲ=自分らしい心地よさ」を、少しずつ空間へ落とし込んでいきます。

ここで大切なのは、「好きなものを集める」だけではなく、住まい全体を一つの空間として考えること。

たとえば、素敵なクロス、好きなタイル、憧れていた照明や家具。

一つひとつは素敵でも、それぞれを単体で選んでいくと、完成したときに「なんとなくまとまらない」ということもあります。

そこでアトリエヒュッゲでは、具体的な商品を決めていく前に、まずはインテリア全体の方向性をビジュアルにしてご提案しています。

atelierhyggeインテリア

3.「Kさまらしい心地よさ」を、目に見えるかたちに

ここまで整理してきたKさまの理想の暮らしや、好きなインテリア、マンションがもともと持っている魅力。

完成した暮らしをできるだけ具体的にイメージしていただけるよう、CGで確認しながらご提案を進めていきます。

CGを作ること自体が目的なのではありません。

それらをもとに、アトリエヒュッゲではご提案の段階で必ずCGを作成しています。

「このクロスが素敵」
「この家具が好き」

と、一つひとつの商品を見ているだけでは、実際に自分の家に取り入れたときの全体像までは、なかなかイメージしにくいものです。

特に今回は、アクセントクロス、タイル、照明、カップボード、家具、カーテンと、いくつもの要素を一緒に整えていくご提案。

だからこそ、実際のお部屋に取り入れたときに、

どんな色のバランスになるのか。
家具を置いたときに、どのくらいの余白が残るのか。
照明を変えると、空間がどう見えるのか。
そして何より、「ここで家族がどんなふうに過ごせそうか」。

ヒアリングで見つけた「そのご家族にとってのヒュッゲ=自分らしい心地よさ」を、目に見える空間へと翻訳していくためのもの。

「なんとなく好き」だったものが、一つの空間としてつながり、

「こんな家で暮らしたかった」

と感じていただけるところまで、一緒に形にしていきます。

まずは、「自分らしい心地よさ」を、一緒に見つけるところから

マンションのインテリアを考え始めると、クロス、照明、収納、カーテン、家具……と、決めることがたくさんあります。

SNSやインテリアショップを見れば、素敵なものはたくさん見つかります。

でも、

「これを自分の家に取り入れたら、どんな感じになるんだろう」

「好きなものを選んでいるはずなのに、全部合わせたときにまとまるのかな」

「そもそも、何から決めたらいいんだろう」

と迷ってしまうことも少なくありません。

リフォーム インテリア

アトリエヒュッゲでは、いきなりクロスや家具を選ぶのではなく、まずはヒアリングを通して、そのご家族にとっての「ヒュッゲ=自分らしい心地よさ」とは何かを見つけることを大切にしています。

そして、完成するまで「本当にこれでよかったのかな」と不安にならないように、ご提案の段階でCGを作成し、実際に暮らす空間をイメージしていただきながら進めていきます。

「何から決めたらいいかわからない」
「好きなインテリアはあるけれど、自分の家にどう取り入れたらいいかわからない」

そんなところからでも、大丈夫です。

お話を伺いながら、一緒に「自分らしい心地よさ」を見つけ、それを目に見える住まいへと形にしていく。

それが、アトリエヒュッゲのインテリアコーディネートです。

上代 沙矢香

インテリア歴20年、累計700棟以上をコーディネート。新築・リノベ・サロンなど、心地よく洗練された空間づくりを得意とする空間デザイナー。

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